2015年06月20日

クロスバイク FRD-920 RD破損→交換

RDのブラケットが破断した。
異変に気付いて確認するとチェーンがロー側にオーバーランしたらしく、スプロケから脱落してスポークと噛んだまま引っ張られた状況。アウターワイヤーもキャップが破損し、そこに収まるべき端部もバラけていた。
噛み合いを外して押して帰宅。近所だからまだ助かった。

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破断した面を見るとずいぶん薄い印象。軽量化と、更にアクシデント時のフェイルセーフ設計だと思われる。

また、フレーム側も変形していた。
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「ディレイラーハンガー」と呼ばれるマウント部が斜めに曲がってしまっている。

さて、RDの汚れを落としてチェック。
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ケージのインナープレートは軟鉄と思われ、捻られた格好に。
アウタープレートが僅かに逆向きに曲がっている。プーリー固定ネジはしっかり止まっていたのにダメージを受けていないのは、ここも鍛造アルミではないだろうか。表面が梨地でブラケット部と同じ処理に見える。
このM64Lはリンク形状が独特で両側コの字型、自社の他機種だけでなく他社製品も含めて互換性は全くない。
シマノであれば補修部品として取り寄せも可能…とは言え、入れ替えるには治具も考えなければ困難な作業ではあるのだが。
購入元ショップでは既に色違いしか取り扱いがなく、残念ながら同一製品に交換するのは諦め。

現行モデルで8s対応可能なのはDeore M591まで。これは前回チェックしてから変化なし。
旧XTも実店舗でのアウトレットでありそうだが、探す余裕もないのでAmazonにてM591を注文。
ディレイラーハンガーも探してみたが、専門店と思われるショップサイトには適合しそうな形状のものはなかった。ダメ元で再度Amazon、画像からほぼ同じものと判断し決定。

 

見かけた他社の異なる形状の商品よりも安価だったので気になっていたが、品質的な問題は感じられない。
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クランプで修正してみてもやはり左の通りツライチまではならず、届いた右の新品を取り付ける。

全く同一ではないが無加工でフレームに装着できた。
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RD取り付けネジが元よりも3mmほど前方に位置する。Bテンション調整で収まる範囲だろう。

破断部分を接着したmicroSHIFT M64LとShimano Deore M591の比較。
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ワイヤー止めネジとガイドプーリーネジもM64Lはステンレスなので移植。
プーリーは回転系の中で最高回転数になるパーツだから、入れ替えのついでにグリスアップ。
このプーリーセットは一方をガイド側として左右ガタを設定してあり変速性能は純正と同等だが、ここ最近の社外品は2個セット品でもガタの無いプーリーばかりのようだ。テンション側だけなら構わないものの、ガイド側に装着したところで性能向上どころか、チェーンラインの収まりが悪いため異音が発生してしまう。
シールドベアリングが必要であればDURA-ACE用セットを勧めたい。




チェーンを掛けずにRDをハンガーに取り付け、H側アジャスターでスプロケの最小ギアの真下に合わせる。
ケージを分解してチェーンを通す。
クランクを回してみてもチェーン/ギアから異音はせず。
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ワイヤーは一度バラしてチェック。
レバーからフレームトップチューブへのラインでS字状に曲がってしまうのがイマイチ納得できない。距離が短いので大きく迂回するような格好で抵抗になっている。トップチューブ側のアウター受けが3cm後方にあればまだ余裕がある。
アウターからインナーを抜き、キャップを外してチェック。端部の切断箇所にサビ、そこを詰めても長さは足りるようだ。グリスを塗ってキャップを奥まではめ込む。RD直前のアウターは破損、手持ちがあったので交換。
シフトレバーをトップにしてインナーワイヤーを抜き取る。チェックしても異常は見られないので流用するが、早めに交換したい。
3本のアウターを取り回して、インナーにグリスを塗りながら装着。
RDにワイヤーを仮固定し、ローに変速。最大ギアの真下に来るようにL側アジャスターで調整。
ガチャガチャと何度も操作してチェックし、ワイヤー長を微調整して本締め。
クランクを逆回転させてもチェーンが引っ掛からないようにBテンションを調整。
インナーキャップをカシメて終了。
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M64Lと比較してもスムーズさは変わらず、変速は快適。
ところが今度は別の箇所に不具合を発見。対処するために専用工具は不可欠。
機械であるがゆえに使えばガタが来るし、そのメンテからは逃れられない。

ラベル:FRD
posted by bluesmith at 22:30| Bike | 更新情報をチェックする