自宅からそう遠くない出品者の元まで行って譲り受け、自走して帰宅。
コンディションはそれなりで汚れや錆び箇所も少なくない。自走により気付いた問題をまとめる。


【追記】
メーカー公式サイトは既に消えてしまったが、HDD内にアーカイブとして保存してあった。
ファイル作成日付を確認すると「2008年2月」とあり、FRD-920と同時期に販売されていたことが分かった。2車種共に翌年まで(MTX-980、FRD-940)スペックは同じ仕様(MTXはハブ以外にも赤アルマイトパーツをアクセント的に装着)であった。FRDはその次の年にRサスを直立マウントした950に変更される。




(以上6点の画像は出品時に提示されていた画像を引用)
汚れはあるが大きなダメージも無くコンディションはまずまず。
ホイールの振れは許容範囲。回転が良くなかったのでハブベアリングを開けてみたらカップ&コーン(FRDのハブはシールドベアリングだった)。シールドベアリングよりもメンテはやりやすいとも言える。洗浄してグリスアップ。
このリアハブ、ラチェット音が大きいのは何やらトレンドらしくここも好みが分かれる。私には理解不可能。
1. サドルやグリップなど前オーナーの名残があり、デフォルトのペダルは回転不良。
-即時交換したい。スタンドなども撤去。
2. FRDと同じ、例によって独特な曲がり形状のZOOM製アルミハンドルと、同じ外装仕上げのステム/アルミシートポスト
-悩まずカーボン材に交換。短めのフラットバー、60mmステム、前後2点ボルト式シートポストに。
3. 右、R側シフターの作動が怪しい。
-リリース(シフトアップ)レバーが戻りにくく走行中に1段戻るような動き。軽くメンテしたが完治せず。
4. ブレーキ周りはFRDと同一のTektro製レバーとIOXキャリパー/ローターの組み合わせ。前後共にパッドの磨耗もわずか。
-調整もしやすく特に不安はないが、いずれはフロントだけでもハイドローリック(油圧式)に換装したい。
5. ワイヤー4本も新品に全交換。
-一時的なもの。消耗品なので後でまた必要に応じて交換
6. コンポもFRDと同じAlivioで、8s 11-30Tスプロケは平坦な舗装路には適さず、特にロー側の2段は不要とも思えるくらい。
-9s化(Deoreシフター/FDはFRD用に調達済み)
7. XCT V2とマーキングされたSR SUNTOUR製Fサス。重量があるだけでなくプリロードを弱めてもまだ固い感じ。
-分解調整よりも交換を予定。
8. 26" x1.25タイヤを履いたホイールでタイヤのパターンにより走行抵抗が大きい。
-700x23C化のためディスク対応ハブを使ったホイールに交換がベスト。+タイヤ/チューブ組。
9. BB下にドレン穴を開ける。
-BB/クランクも交換予定。
当初考えていた予算よりも安価で入手したことで、フレームを残して多くのパーツ交換を計画。
車体色はマットブラック、一時的に流行ったような記憶がある。
エアロ形状のダウンチューブ、φ50mmだったFRDよりも上から見るとスマートな印象もある。クリアコーティングも省略されたマットブラックという色が惜しい。
白いロゴが複数箇所に入ってるので黒いパーツを基調に揃えて、部分的に赤アルマイトも組み合わせる。
差し色としてアウターケーブルは白。