2020年02月19日

【MTX-970】#7 Fフォーク交換

 9s化その2からの続き。

 当初からフロント重量が重いと感じていた。Fフォーク以外に原因は考えられず、SR SUNTOUR製とはいえ旧式エントリーモデルだから当然のこと。
 ギア比に納得いかない駆動系を優先し、その次にと予定していた。
 ところがクランク周りのトラブルで時間が掛かってしまい、その合間に注文したものが到着。
 関連を考慮しつつ作業可能な箇所から手を着けないと終わらないので、さっそく交換作業に取り掛かる。

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 あれから安価製品の選択肢が増えたのはいいが、メーカー公式サイトも無いため商品情報が足りずレビューも少ないのでスペック的にもよく分からない事態は変わらず。
 その中でも低予算で絞り込むと前回FRDでも気になったXOSSのエアサスか同じ1.7kgと軽量なFidgetFidget BOLANY、あるいはコントロールレバー付きも選べるACHICOO(重量の記載がなく残念)辺りか。
 ということでXOSS X-FURY 26"黒に決定。これはたまにクーポンキャンペーンも行っているが、逃してしまったことが悔しい。

  

 届くまでの時間は掛かるとしてもこの価格、アメリカ製ブランド全盛期の頃と比較してずいぶんと気軽になった。手放しで全面的な信頼は出来ないが品質的にも許容範囲内と考えられる。
 それでも今回は雑な梱包で上面が開いていたことが気になった。破損被害は無かったのは幸運。
 機械加工部分も全体的な仕上げも満足、米国M社と同じリバースブリッジデザインが目新しく映る。その反面ステッカー下にゴミが入り込んでいたり、日本製では考えられない管理体制が伺える。
 例によって取説などの書面も無く、自転車パーツの常として機構的に理解されていない方には向かない。

 まずは現状のXCT V2を外す。天地引っくり返すと周囲が濡れてしまい確認すると内部に溜まった水が漏れている。もしやと思い右レッグ下側のナットを外してみたら赤錆色の水が流れ出した。ここはドレンボルトだったのか。左レッグも同様。
 たまたま見付けたこの簡易レンチで分解メンテ可能と思われるが、当然パス。



 キャリパーも外して体重計で計ると2.5kg、旧式とはいえこれは重い。一方、X-FURYはコラムチューブもアルミで軽量化が効いて1.7kg。サイト記載の数字は確かであった。
 クラウンレースは同じものが入手出来ず形状的に対応するのか不明なため前回と同様に流用。今回もバイスグリップで噛んで回しながら緩め、マイナスドライバーで隙間を広げていく。外せたら歪まず平面が出ていることを確認し噛み痕を修正しておく。この面にベアリングボールが直接当たるわけではないのでこれで構わない。
 改めて言うまでもなく組みバラしの都度、面倒でもグリスを塗りながら作業するのは基本である。
 径が合うパイプでクラウンレースをしっかり根元まで叩き込み、ヘッドパーツとの当たり具合を確認して仮組み。
 ステムもはめて最適なコラム長をマーキング。スペーサーは下側には使わずステムの上側にだけ5mmを入れるつもりでステムから3mmとした。
 一度取り外してコラムをサンダーでカット。

 切断面を仕上げたらステム上面とほぼツライチになってしまった。スチールより厚みはあってもアルミなので手応えが柔らかくミスった。
 キャップを上から直接コラムに当てて固定するのではなく、ヘッドパーツのクリアランス調整のためにもコラム切断面には触れず横から締め付けているステム側に下向きの力を加えて固定する必要がある。直交するように締め付けることで強度も高くなる。
 コラムをステムより引っ込んだ位置にすべくステム下に1mmスペーサーを入れて対処することになった。やはり切断ラインはパイプカッターでケガいておくのが正解である。
 スターファングルナットの径も通常のスチールコラム用サイズのままでは大きく、中々入って行かなくてやや傾いてしまった。コラム内径に合わせて事前に加工するべきだった。後で修正策を考えよう。

 ステム/ハンドル一式を装着して確認しながらセオリー通りに3本のネジを締めて固定。Fキャリパーも仮固定。

 Fブレーキを掛け体重を乗せて動きを見る。渋さを感じるが正常に動いていることを確認。右レッグのロックアウトレバーが5段階なのがどういう効果なのかまだ分からない。
 左レッグ上にエアバルブがあり、引っ込んだ位置なのでFRDのRサスでも使ったバルブアダプターを介する。米式バルブだがポンプ側の対応バルブにも合わせて選ばないと面倒なことになる。圧力調整のために小振りな専用ポンプも欲しくなるが結構高価、これで足りなくはない。

  


 フレーム塗色の「マットブラック」は全く気に入っていない。
 艶消し塗装というのはトップコートを省略出来る上に磨かなくて済むためコストダウンになる。同じ理由により下処理もしていないので、塗膜も薄くハゲやすい(密着力を上げる下地塗装をし、色塗りの後にマットクリアでコートする方法であれば強い)。アルミの地肌が露出して気になる各部分にはラッカー系塗料でタッチアップを施す。
 ここまでの一連の作業にこんなに時間が掛かるなら完全バラししてリペイントも不可能ではなかった。ブランドロゴを残しつつヘッドと平行に白く境界をボカして塗装し(もちろん既存の黒も含めトップコートでツヤツヤに)、白いフォークを装着したかった。


【ペダル交換】
 当初のペダルには問題があった。滑り止めのスパイクは鉄にメッキをしたものだったため徐々に赤錆が発生、ここに油を塗るのは却って危険なのでそのままにしていたら全滅。

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 FRDに装着したペダルは最初からステンレスのM3ホロースクリュー(イモネジ)に交換していたから防ぐことができていた。こっちのピンは汎用ネジではないのでイモネジにナットを組み合わせないと代用にならない。差額分アップして構わないからメーカーはステンレススパイクにすべき。
 更に赤いアルマイトも退色が進行し、ここまで塗装補修するよりも新しいペダルに交換した方が手間を省けると考えた。汎用ネジをスパイクに使ったタイプを探す。
 強化ナイロン系プラスチックの黒いペダルを調達し、スパイクのM3x8mm六角ネジとナットもステンレスに交換。

 

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 ペダルは内蔵されたベアリングにより回転の滑らかさを得ているのは言うまでもない。軸をチェックしてみたら空転しやすい旧ペダルは3個で、新ペダルは1個と性能的には落ちてしまった。ペダル軸を分解する場合、普通のボックスレンチ8mmでは肉厚で入らないので楽器用工具を使う。




 組み込んで試走、コイルスプリング式とは異なり反応は鈍いが動きは悪くない。ブレーキングでズっと沈み、停止してからじわっと伸びる。ロックアウトレバーはダンピング調整も可能ということらしい。右側に赤いゴム輪が入っていて沈み込みを確認する目印になっているが、そのうちに切れて飛ばしてしまうのは目に見えている。
 ペダルも靴底への食い付きは良好、軽くクルクルと空転こそしないがこれも正解だった。
 フロント800g(+スプロケ100g)分の軽量化は予想していた以上に効果があり、取り回しが軽い。部屋内に引き上げて結構経つので以前の乗り心地を思い出しながら…、今度はフレームの硬さが気になってしまう。サドルも硬く痛みも感じるが、これは慣れの問題。細いクロモリやカーボンとは異なる安価なエントリーグレードのアルミフレームなんだからこの辺が限界である。

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 次はようやくクランク/BB交換に取り掛かろうか。

posted by bluesmith at 06:30| Bike | 更新情報をチェックする